モノの寿命が短い時代です。
モノを修理に出そうとしたら費用が高くついて新しいものに買い替えたという経験は誰しも持っていると思いますが、私も最近そういうことが多いです。
三年前に10,000円で買ったプリンタが故障し、メーカーに修理を依頼すると11,000円でした。モノを大事にするという一般的な良心がとがめ、まあ仕方が無いかと修理を依頼しようと思いましたが、ほぼ同じかそれ以上の性能を持つ最新の型のものが6,000円で売られていて、結局そちらを購入しました。こういった例はここ数年で枚挙にいとまがありません。
経済のセンスが無い私が言うのも変ですが、新しいものを買った方が安いという仕組みは変えられないのでしょうか。
高度経済成長下の大量生産・大量消費社会を背景に、まだ使えるモノも、どんどん捨てて新しいものを使い続けてきた日本人。それに対して、皮肉にも結果的に警告を発した数年前のPSE問題では、企業中心の金儲け主義と相反する”もったいない文化”が少しだけ広まったように感じました。そして現在もリサイクルショップなどは衰退することなく営業を続けています。しかし、それでもまだモノの大量廃棄が存在し得ます。
複雑な精密機械などは、自らの手で修理出来るような知識や技術を備えるのは容易ではありませんし、専門的な方が修理をする時に掛かる費用が高くなるのは仕方がないことなのかもしれません。
しかし、モノの修理やリサイクルに対して、例えばエコ・カー減税のような(それほど高額でなくても良いのですが)国の助成・補助があれば、そちらに流れるチャンスはあるのではないでしょうか。
もちろん毎日モノを大切に使うことは言うまでもなく。
ちなみに我が家の中での長寿のモノと言えば、コレ。少しの消耗部品を取り替えるだけで、31年も壊れずに動いています。私と同い年。製品のデザインもコンセプトも良いのです。